離婚・男女トラブル専門

離婚チームリーダー/渡辺弁護士

法律的に言うと、離婚の方法には、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚、和解離婚 の５つがあります。このうち、審判離婚、和解離婚 というのは耳慣れない用語かと思います。実際に、この2つはごく稀なケースですが、以下にそれぞれ解説していきます。

離婚問題解決方法の種類

協議離婚 → 夫婦で話し合う方法。離婚全体の91.2％を占めます。

調停離婚 → 家庭裁判所で調停委員を通じて話し合う方法。全体の7.9％です。

審判離婚 → 調停の最終段階で、家裁の判断で行われます。全体の0.04％程度です。

裁判離婚 → 調停でもまとまらない場合、裁判を起こす方法。全体の1％程度です。

和解離婚 → 訴訟の途中で和解が勧告され、成立するものです。

5つの離婚方法の関係については、以下のフローチャートをご覧ください。

協議離婚

1. 夫婦間で離婚協議
2. 離婚成立
3. 離婚協議書提出

調停離婚

1. 夫婦間で離婚協議
2. 離婚不成立
3. 調停申立
4. 調停成立
5. 合意内容を調停証書にまとめる

審判離婚

1. 夫婦間で離婚協議
2. 離婚不成立
3. 調停申立
4. 調停不成立
5. 審判に移行
6. 審判が下る
7. 2週間以内に異議がなければ確定

裁判離婚

1. 夫婦間で離婚協議
2. 離婚不成立
3. 調停申立
4. 調停不成立
5. 不成立調書が作成される
6. 裁判所に提訴
7. 判決
8. 10日以内に離婚届提出

和解離婚

1. 夫婦間で離婚協議
2. 離婚不成立
3. 調停申立
4. 調停不成立
5. 不成立調書が作成される
6. 裁判所に提訴
7. 和解
9. 10日以内に市区町村役場へ和解調書の謄本を添えて離婚届提出

どの方法がご自身に最適かわからない場合は、専門家である弁護士にご相談下さい。

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